日本刀の見どころはどこですか?

日本刀の見どころは、①「姿」(すがた)②「刃文」(はもん)③「地鉄」(じがね)の3点にあります。
「姿」とは、刀身全体の形状のこと。「反り」(そり)の位置や程度、あるいは、刀における断面の種類などを表す「造込み」(つくりこみ)などから、作刀された時代を推測することが可能。
「刃文」は、「焼き入れ」(やきいれ)によって現れる白い文様。直線状の「直刃」(すぐは)とそれ以外の「乱刃/乱れ刃」(みだれば)の2種類に大別されます。様々な形状がある刃文は、流派や刀工によって特長に違いがあり、それぞれの個性が顕著に見られる部位です。
「地鉄」(じがね)は、「折り返し鍛錬」を繰り返した結果として生じる肌模様のこと。多くの場合、異なる種類の肌模様が複数組み合わさって現れます。