玉鋼とはどんな物ですか?

玉鋼とはどんな物ですか?

玉鋼とは、砂鉄を用いて生産される鋼のこと。日本刀の作刀に必要不可欠な素材であり、「たたら製鉄」における精錬法「銑押し法」(くずおしほう)によって作られている鉄素材です。品質の高い日本刀を作刀するために、非常に純度の高い玉鋼が用いられ、その炭素量は約0.3~1.5%となっています。

日本国内で生産される玉鋼に対し、室町時代から江戸時代初期にかけて、オランダやポルトガルなどの諸外国より輸入されていた鉄素材が、いわゆる「南蛮鉄」です。
玉鋼の材料である砂鉄などの品質は、地域によっては良質でない場合もあったため、日本刀の作刀においては、玉鋼のみならず南蛮鉄も使われていました。

「刀剣ワールド財団」には、「徳川家康」の偏諱(へんき)を賜り、その名前に「康」の字を付けた名工「越前康継」(えちぜんやすつぐ)が、この南蛮鉄を用いて作刀した「刀 銘 (葵紋)於武州江戸越前康継 以南蛮鉄末世宝二胴 本多五郎右衛門所持」が所蔵されており、こちらは「重要美術品」に指定されています。

名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク)は、愛知県名古屋市中区栄にある刀剣の博物館です。
日本刀の豆知識「日本刀を作る」では、日本刀の制作過程についての知識をご紹介。刀剣の素材や製法、日本刀が生まれた時期などを掲載しています。細かく解説しているので、刀剣初心者の方にもピッタリです。
博物館は最大200振の刀剣が展示可能。国宝や重要文化財、重要美術品、特別重要刀剣といった貴重な刀の数々をご覧頂けます。さらに、甲冑は約50領、浮世絵は約150点を常設展示。日本刀、鎧兜、浮世絵、武具といった歴史に関する様々な美術品を楽しむことができる博物館です。
また、博物館や美術館の魅力のひとつである企画展示会もございます。テーマに沿った刀や剣、甲冑、浮世絵を展示し、ここでしか観ることができない特別な展示会を開催。名古屋にお越しの際は、名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク)へのご来館をお待ちしております。

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