古刀とはどのような刀ですか?

古刀とは、平安時代中期頃から1595年(文禄4年)に作刀された日本刀のことを指します。この時期の合戦では、馬上で戦う戦闘様式が採られていたことから、鞘から抜きやすくするために「反り」(そり)の付いた日本刀が登場しました。
また古刀期には、日本刀の主な5つの生産地における伝法「五箇伝」(ごかでん)が確立され、それぞれの地域における流派や刀工達の手により、各伝法の技術が発展しています。また現在、「国宝」や「重要文化財」に指定されている名刀の多くが、この古刀期に作刀された日本刀です。