刀剣コスプレのメイク - ホームメイト
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刀剣コスプレメイクに必要な道具
まずは刀剣コスプレに必要なお化粧道具から。日頃お化粧に親しんでいる方なら、基本のメイク用具の多くはそのまま活用できます。最近はコンビニや100円ショップのコスメコーナーも充実しているので、これからメイクに挑戦する人は、気軽に手に入れられる物から活用することをおすすめします。
刀剣コスプレのベース&仕上げメイクに必要な化粧品&道具一式
・化粧水、保湿液 | ・BBクリームなどの化粧下地 | ・コンシーラー |
・ファンデーション | ・コントロールカラー | ・チーク |
・ブロンザー | ・ハイライター | ・口紅 |
・リップグロス | ・フェイスパウダーorパウダーファンデーション2種 | |
・メイクスポンジ | ・フェイスラインを引き締めるテーピング&ウィッグネット |
刀剣コスプレの目元を決めるアイメイクに必要な化粧品&道具一式
・アイテープ | ・アイブロウペンシル | ・アイカラー(アイシャドウ) |
・アイライナー | ・ホワイトペンシル | ・アイシャドウベース |
・マスカラ | ・ホットビューラー | ・付けまつげ&付けまつげのり |
刀剣コスプレメイクと普段のメイクの違い

鬼滅の刃・竈門炭治郎のコスプレ
コスプレのメイクと普段のメイクとの違いは何でしょうか?
普段のメイクが自分らしさを尊重し、きれいに見せることを目的とするのだとしたら、コスプレメイクはその真逆です。
まずは、自分の存在や恥ずかしさを消し去って大胆にキャラクターを演じ、なりきることを目指します。
刀剣コスプレなら、大胆なメイクもコスチュームや小道具と相まって見事にマッチするはずです。コスプレを楽しむには、気持ちの切り替えが大切です。コスプレイヤーはキャラクターを演じる役者。「自分以外の何者かになる」その快感を味わいます。
しかし、キャラクターの形ばかりを真似ても、なかなか「らしさ」は描き出せません。まずは、なりたいキャラクターをとことん研究して、自分がなぜその人物やキャラクターに惹かれているのか?物語や史実のなかで、なぜそんな行動や選択をしたのか?キャラクターの心の陰影や場面のイメージをよく掴み、膨らませることから「らしさ」が醸し出されます。
そんなキャラクターの性根にふれたら、いよいよ形に映す作業です。人それぞれ顔の輪郭は異なりますが、キャラクターらしい輪郭どりを考えます。コスプレイヤー向けの「リフトアップ」「整形」を目的としたテーピング、ウィッグネットなどを用いると通常の化粧ではできない、大胆な目元やフェイスラインを再現できます。
衣装負けしないようコスメの発色は普段より大胆さを心がけ、キャラクターの表情が持つディテールを精緻に再現することも大切。鬼滅の刃(きめつのやいば)の竈門炭治郎(かまどたんじろう)なら、額の傷メイクが表情全体を引き締めるように、キャラクターの決め所は緊張感を持った描き方に集中します。
さらに、印象的なシーンを再現したコスプレなら、作品中でキャラクターの心情が最もよく表れた、印象的な表情を手本にディテールを再現します。アイメイクは特に重要で、魅力的なコスプレイヤーの多くがアイメイクを重視。付けまつげはもちろん、高発色のワンデーカラーコンタクトなどを用いて目の色を再現することもよく行われます。
刀剣コスプレメイクのコツ
ちょっとした工夫の積み重ねで、コスプレメイクの効果は倍増します。コスプレメイクのコツについて、いくつかポイントを挙げますので参考にして下さい。
ベースメイクは丁寧に
人の多いイベント会場などでは、なかなか化粧直しができないもの。長時間発色を保ちつつ、くすみや化粧くずれを防ぐにはベースメイクが大切です。
「コスプレメイクはお化粧の常識を捨てる」とは言っても、ベースメイクだけはお化粧の基本通り丁寧に行います。産毛の処理やお肌のお手入れ、洗顔、そしてフェイス用クリームを塗り、乳液等で保湿します。
化粧水、保湿液などの成分が含まれているオールインワンのゲルなどで肌を保湿し、メイク前のお肌の調子を整えておけば、ファンデーションがのりやすくなります。
カラーコンタクトはメイク前に装着
アイメイクはキャラクターらしさを決定付ける重要な要素。気合いを入れたメイクがくずれないよう、カラーコンタクトは先に入れておきます。
肌色は明るめに

刀剣乱舞のコスプレ
通常のファンデーションでは、コスチュームに負けて顔や肌が暗く見えがち。
コスプレ時のファンデーションは普段より明るめにするが基本です。
特にキャラクターの髪色が明るい場合は、白肌にすることで写真映えします。
雪のような白肌、こんがりとした褐色などを強調したい場合は、舞台用ファンデーションを用いるのも効果的です。
アイテープ&ラインで二重をくっきり
コスプレでは撮影も意識するため、アイテープを貼りラインを描いて二重を作る場合があります。
奥二重や一重の場合、ブラウン系のライナー、アイブロウでラインを描き、目頭付近を細く薄めに描きます。横長・切れ長の瞳を作るには、キャラクターの特徴に合わせ、黒で細いラインを入れ、ペンシルライナーで線をぼかして二重を描き込みます。
アイラインで目力を

アイラインを描くのも効果的
目の形を引き立たせるアイラインの表現は、キャラクターを表現するうえでとても重要。
アイラインのテクニック次第で凛々しさや可愛らしさなど、多彩な表現をすることができ、それぞれのキャラクター達に近付けることができます。
アイラインのバリエーション | |
---|---|
くの字 | 目頭の周りに描きます |
Cゾーン | 頬のてっぺんから目尻の端に、Cの形にチークを入れることで目を大きく見せます |
ダブルライン | 眼球のくぼみあたりにラインを引き、外国人風の表現も可能です |
涙袋 | 目の下のふっくらした部分にハイライトを入れ、優しい印象に。強調することで、キャラクターの隈を表現する場合もあります |
ヨネライン | 瞳を切れ長に見せるメイク。イラストレーターの「カズキヨネ」氏のキャラクターに由来します |
オーバーライン | 目尻の上下に、目の形にそって広くアイラインを引くことで、目を大きく見せます |
囲み目 | 目全体をラインで囲むことで、目を大きく見せます |
テーピング&ウィッグネットで変身
テーピングでリフトアップや目の形を整えることも必要。ウィッグネットをかぶり、こめかみと髪周りにテープを貼ることで、キャラクターのイメージに近付けていきます。
目尻から耳の下を通るようにテーピングすると「たれ目」気味に、おでこを上に持ち上げるようにして、テーピングすると「大きめの目」になります。
眉でキャラクターの印象に近付ける

女子は眉を目から少し離し、男子は眉の
位置を低く
コスプレメイクを印象付け、キャラクターのイメージに近付けるのが眉。
眉頭は目頭の真上あたり、眉尻は目尻と小鼻の延長上に、眉山は眉頭から3分の2程度の位置にくるよう描き、女子のキャラクターは目から少し離す。
男子なら目の近くに描くのがコツです。
会場と同じ光源で「映え」チェック
いかに「魅力的に見せるか」を重視するコスプレメイクでは、メイクの最終チェックも欠かせません。キャラクターらしい大胆さを盛り込んだメイクだけに、メイクルームだけで完成させるのではなく、例えば野外のイベントなら自然光のもとで最終チェックするなど、実際に「見せる」「見られる」シーンと同じ光源で、必ず最終チェックします。コスプレイヤー同士、互いにチェックし合うのも良い方法です。
まとめ
メイクは刀剣コスプレのでき映えを左右すると言っても良いぐらい重要なもの。メイクに慣れている人も慣れていない人も、まずは化粧品をそろえて挑戦してみて下さい。初めはうまくいかないかもしれませんが、何度も繰り返していくうちに次第にうまくなり、キャラクターに近付くことができます。
見られることを意識することで自然とメイクはうまくなるもの。普段の自分とは違う刀剣コスプレのメイクをお楽しみ下さい。