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歴女に人気の博物館 - ホームメイト

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歴史好きな女性が、2度も3度も訪れてしまうと言う博物館があります。それが、今回紹介する3つの国立博物館です。国宝や重要文化財クラスの素晴らしい収蔵品があるのはもちろんのこと、歴女が好きな武将にまつわる逸品や、熟考された企画展も充実。収蔵品の新商品が発売されるミュージアムショップや、おいしいレストランも併設されるなど、魅力がいっぱいです。博物館の通(つう)になれる、耳寄りな情報をご紹介します。
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東京国立博物館

東京国立博物館

東京国立博物館

東京国立博物館」は、1872年(明治5年)に創設された日本最古の博物館です。国宝89件、重要文化財644件、総数117,000件以上と言う規模を誇ります。

歴女にぜひ観て欲しい所蔵品は、国宝「太刀 銘 三条」(名物:三日月宗近)。まるで三日月のように見える打ちのけと言う刃文がある、とても美しい刀剣です。

また、国宝「太刀 銘 安綱」(名物:童子切安綱)や国宝「太刀 銘 長光」(号:大般若長光)も、刀剣ファンが生涯に1度は観たいと言う名品。

さらに、「徳川家康」の重臣「榊原康政」(さかきばらやすまさ)の甲冑(鎧兜)、重要文化財「紺糸威南蛮胴具足」(こんいとおどしなんばんどうぐそく)や「織田信長」の弟「織田有楽斎」が所持していた茶器、重要美術品「大井戸茶碗 銘 有楽」も秀逸。これらは常設ではありませんが、毎週のように入れ替わり展示されているので、お目当ての品があるかどうかは、ホームページで確認して出掛けましょう。

なお東洋館1階には、刀剣マスキングテープやポストカードセットなど、収蔵品グッズが魅力的な「ミュージアムショップ」や「ホテルオークラ」が直営する飲食店「レストランゆりの木」、「カフェゆりの木」があります。また、法隆寺宝物館1階には、ビーフストロガノフなどの洋食が楽しめる「ホテルオークラ ガーデンテラス」などもあり充実。ひと休みしながら、時間をかけてゆっくりと観覧できます。

おすすめの観光スポット:上野恩賜公園

上野恩賜公園

上野恩賜公園

東京国立博物館は、上野恩賜公園東京都台東区上野)内にあります。広さは53ヘクタール。日本初の都市公園で、敷地内には他に「上野動物園」や「国立西洋美術館」、「国立科学博物館」などの文化施設が集まっているのが特徴です。

明治維新の功労者「西郷隆盛」像があることで有名ですが、歴女にぜひ訪れて欲しいのが「寛永寺」。ここは、江戸幕府3代将軍「徳川家光」が、江戸城の鬼門を封じる目的で建設したお寺です。

「徳川家歴代将軍御霊廟」もあり、国指定重要文化財に登録されています。1868年(慶応4年)に行われた「上野戦争」(戊辰戦争の中のひとつ)の舞台で、旧幕府軍「彰義隊」が立て籠もり敗戦した場所でもあります。公園内には「彰義隊墓所」もあり、その英霊が弔われているのです。

京都国立博物館

京都国立博物館

京都国立博物館

京都国立博物館」は、1889年(明治22年)に宮内省所管の「帝国京都博物館」として設置され、1897年(明治30年)に開館。1952年(昭和27年)に国に移行され、現在の名称となっています。国宝29件、重要文化財200件を含む8,130件を収蔵。

本館正門の設計は「片山東熊」(かたやまとうくま)氏による、美しい西洋風建築。国指定の重要文化財にもなっています。歴女に観て欲しい収蔵品は、鎌倉幕府初代将軍「源頼朝」を象った国宝「伝源頼朝像」(でんみなもとのよりともぞう)。

また、煌びやかで美しい「豊臣秀吉」が所用した重要文化財「鳥獣文様陣羽織」(ちょうじゅうもんようじんばおり)も見逃せません。刀剣としては、国宝「太刀 銘 則国」や「坂本龍馬」が所持した重要文化財「太刀 銘 吉行」、重要文化財「太刀 菊御作」も必見。

すべてが常設展示ではないので、ホームページなどで調べてから来場することをお勧めします。平成知新館には、「ハイアットリージェンシー京都」が直営するレストラン「The Muses」 (ザ・ミューゼス)を併設。洗練された空間の中で、ホテルメイドの美しいランチセットやチーズケーキなどのメニューが楽しめます。

おすすめの観光スポット:方広寺

方広寺梵鐘

方広寺梵鐘

京都国立博物館から徒歩4分の場所にあるのが「方広寺」(ほうこうじ)です。豊臣秀吉が建立しましたが、1595年(文禄4年)の「慶長伏見大地震」時に倒壊。

1614年(慶長19年)に「豊臣秀頼」が再興した際、梵鐘(ぼんしょう)の銘に「国家安康」の文字があったことから、徳川家康の逆鱗に触れ、勃発したのが「大坂冬の陣」と言われています。また、京都国立博物館から徒歩2分の場所にあるのが「豊国神社」です。豊国神社は、豊臣秀吉を祀る神社。

江戸幕府を築いた徳川家康により廃祀されましたが、1868年(明治元年)、明治天皇の命により、方広寺大仏殿の跡地に再興されました。

九州国立博物館

九州国立博物館

九州国立博物館

九州国立博物館」は、2005年(平成17年)に福岡県太宰府市に開館した新しい博物館です。国宝4件、重要文化財42件を含む1,279件と寄託品で、かつては海外貿易が盛んで富の拠点と呼ばれた九州ゆかりの収蔵品が揃っています。

建物は、菊竹清訓建築設計事務所と久米設計の共同設計で行われ、とても美しく未来的。歴女におすすめの収蔵品は、福岡藩初代当主「黒田長政」家老小河家伝来の甲冑(鎧兜)、「紺糸威胴丸具足」(こんいとおどしどうまるぐそく)です。

黒田家家紋「石持紋」の前立てが金色に輝き見事。黒と金のコントラストが豪壮で豪華です。さらに、徳川将軍家ゆかりの刀剣、国宝「刀 無銘 則房」や、徳川家康の養子「松平忠明」が所有していた国宝「太刀 銘 来国光」が観られます。

九州ゆかりの戦国大名の品々を集めた「戦国大名」展が行われた実績もあり、「特別展」のチェックは欠かせない博物館です。館内には、レストランやカフェ、茶室を併設。「ホテルニューオータニ博多」直営の「レストラン グリーンハウス」では、ニューオータニ特製ランチやホテル伝統のビーフカレーを楽しめるため、歴女におすすめです。

おすすめの観光スポット:太宰府天満宮

太宰府天満宮

太宰府天満宮

九州国立博物館から、自動車で8分の場所にあるのが「太宰府天満宮」です。太宰府天満宮の祭神と言えば、「菅原道真」。

学問の神として受験生に人気のスポットですが、歴女にぜひ観て欲しいのは、宝物殿の収蔵品。黒田長政の父「黒田官兵衛」が1602年(慶長7年)に奉納した「夢想之連歌」です。

夢想連歌とは、神仏が枕元に立って詠んだ連歌と言う意味。「松梅や末ながかれと緑立つ 山より続く里は福岡」と言う、とても美しい歌で「福岡」の地名がはじめて詠まれたとして有名です。宝物殿では、黒田長政が奉納した「天神縁起絵巻」(県指定文化財)も観ることができます。