奈良県奈良市にある「春日大社」の異名は「平安の正倉院」と言います。正倉院は、聖武天皇の遺品を納めた「校倉造」(あぜくらづくり)の高床式倉庫で、奈良時代の多数の宝物を収蔵。 春日大社は、平安時代に、朝廷や貴族から奉納された刀剣・甲冑(鎧兜)などの文化財が多数あり、神社としては国内最大数の国宝を所有しているので「平安の正倉院」と、呼ばれています。なかでも国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」(きんじらでんけぬきがたたち)は、神様への最も格式高い奉納品であり、当時における最高の工芸技術が詰まっている1振です。
奈良県桜井市にある「談山神社」(たんざんじんじゃ)は「中大兄皇子」(なかのおおえのおうじ)と「中臣鎌足」(なかとみのかまたり)が、「大化の改新」に向けた話し合いを行なった場所として知られています。祭神は中臣鎌足(藤原鎌足)。中大兄皇子と共に、わが国初の元号である「大化」を使うなど、新たな国づくりの中心的な存在となりました。天智天皇(中大兄皇子)は、鎌足の死の直前に「大織冠」(たいしょくかん:大化の改新後定められた冠位制での最高位)と共に「藤原姓」を賜与。鎌足は、平安時代に権勢を誇った藤原氏の祖先でもあったのです。
奈良県奈良市学園南3-13-13
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