広島県広島市にある「広島城」は、「毛利輝元」(もうりてるもと)によって築かれた平城です。別名「鯉城」(りじょう)。「関ヶ原の戦い」で西軍が敗れた結果、輝元が転封となると、「福島正則」(ふくしままさのり)が城主となり、正則が改易となったあとは、「浅野長晟」(あさのながあきら)をはじめとした浅野氏が藩主として藩政の拠点としました。
築城以来、広島の歴史の中心的な役割を果たしてきた広島城は、2006年(平成18年)に、「日本100名城」に選定されています。
広島県福山市にある「福山城」は、「日本100名城」に選出されている名城です。築城されたのは江戸時代で、幕府による「一国一城令」などによって城郭建築が厳しく制限されていた中、新規築城が許可された例外的な城郭でした。
近世における城郭建築の最新技術が採用された福山城は、近世城郭建築の最終形態でもあったと言えるのです。現在の天守は、戦後に復興された建物ですが、JR「福山駅」からも天守や櫓などの姿を確認することができます。
広島県東広島市西条町寺家4990