愛媛県今治市にある「大山祇神社」(おおやまづみじんじゃ)の宝物館は、「紫陽殿」・「国宝館」・「大三島海事博物館」(葉山記念館)の3館があります。紫陽殿と国宝館には甲冑(鎧兜)・日本刀などを展示。越智押領使(おちのおうりょうし)・「越智好方」(おちよしかた)の日本最古の大鎧や、河野一族の物に加え、「源頼朝」・「源義経」の鎧、「大森盛長」(彦七)が所用した国宝「大太刀」などが展示されています。源氏・平氏をはじめ、数多くの武将が武運長久を祈ったことで知られ、国宝や重要文化財に指定されている甲冑(鎧兜)の約4割が集まっていると言われているほど、武具の収蔵・展示が充実している宝物館です。
「松山城」(愛媛県松山市)は、連立式天守を持つ城で、総面積25.8haと四国最大。松山市の中心、標高132mの勝山頂上にそびえ建つ、広大な平山城(ひらやまじろ:丘陵を利用して築いた城)です。
「豊臣秀吉」の子飼衆(こがいしゅう:子どもの頃から雇った家臣)として有名な「加藤嘉明」(かとうよしあきら/よしあき)が初代藩主として築城し、その後に藩主となった「松平勝善」(まつだいらかつよし)が天守を再興しました。
門、櫓、塀を多数構える、難攻不落の城郭です。松山城の歴史や、歴代藩主ゆかりの個性的な甲冑(鎧兜)と愛媛県生まれの刀匠の1振をご紹介します。
愛媛県松山市新石手231