模造刀

模造刀の処分(買取)

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模造刀の処分には、大きく分けて2通りの方法があります。ひとつはゴミとして処分する方法、もうひとつは業者に買取をお願いする方法です。いずれも、日本刀を模しているだけに相応の方法を取らなければなりません。特にゴミとして処分する場合は、細心の注意が必要。また、業者に買取を依頼する際は、価格査定にも留意するべきです。それぞれの注意点をまとめ、適した処分方法をご紹介します。

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非鉄合金製模造刀の処分に注意

劣化した模造刀

劣化した模造刀

手持ちの模造刀が劣化したら処分する必要が生じますが、普通のゴミとは違い、慎重さが必要です。特に非鉄合金の模造刀は処分方法を誤ると、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」、いわゆる「廃棄物処理法」違反に問われる可能性があります。

非鉄合金の模造刀については、磁石などを用いて素材を確認したのち、廃棄に関して各自治体のホームページを確認するか、担当窓口に必ず問合せましょう。自治体ごとにルールが異なるためです。ほとんどの場合は、「直接清掃センターへ」、または「地区のゴミ集積ステーションに出して可」などの指示が出されます。直接清掃センターへと指示された場合、専用のケースに入れて持ち込むことが大切です。むき出しのまま携帯すると、「銃砲刀剣類所持等取締法」(銃刀法)違反に問われかねません。

「ゴミ集積ステーション可」となったら、(こしらえ)は「燃えるゴミ」、刀身は「燃えないゴミ」として出すことかできます。刀身は裁断して出すのが適切です。それが難しい場合は、刀身にガムテープを巻くなどの処置をした上でゴミ袋を被せ、ゴミであることが判別できるようにします。

一方、プラスチック製の模造刀や木製の模造刀は、拵と共に市町村が定める「燃えるゴミ」として処分することができます。ただし、処分する際は細かく砕くなどの処理を施し、市町村指定のゴミ袋に入れることを忘れてはいけません。原形を保ったままゴミ置き場に出してしまうと、発見者が本物と見間違って警察に通報するという事態に発展しかねないからです。模造刀は日本刀を再現した製品であることに留意して下さい。

  • 「模造刀とは」をはじめ、日本刀に関する基礎知識をご紹介します。

  • 「刀剣の正しい運搬方法」では、銃砲刀剣類所持等取締法についてご紹介しております。

模造刀の買取

模造刀買取に対応してくれる店舗としては、3店舗を挙げることができます。

  1. リサイクルショップ

    リサイクルショップは多種多様な品物を買取しており、古い品物や状態が良くない品物であっても買取をしてくれます。

    模造刀は一定の需要があるため、買取をしてくれる可能性が極めて高いです。

  2. 出張買取を行なっている大手の買取店

    出張買取を行なっている大手の買取店も期待大。取り扱う品は多岐にわたるため、一定需要のある模造刀はおおむね買取対象に入ります。

    買取価格は時と場合により異なりますが、刀身・拵共に状態が良好であったり、流行に合わせて制作された限定品であったり、人気モデルであるなどの条件が揃っていれば、高額買取もあり得ます。

  3. 骨董品(こっとうひん)専門店

    骨董専門店も有力な買取先候補です。ただし、経年劣化の激しい製品や部品を損なった製品の持ち込みには適していません。時を経た美しさに価値を見出す骨董の世界では、劣化や損傷は大敵なのです。

    骨董専門店に持ち込めるのは、あくまで保存状態が良好で、高額査定が期待できそうな製品に限ります。刀身の状態が好ましく、凝った拵などが付帯し「骨董品としての価値あり」と見なされれば、限定品や人気モデルに関係なく高額で買取してもらうことも可能です。

また、日本刀の専門店である刀剣商(刀剣店・刀剣ショップ)でも、状態の良い高価な模造刀であれば買取をしてくれる場合もありますので、相談してみましょう。

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買取の流れ

模造刀を業者に買い取ってもらうには、直接店舗に持ち込む方法と、インターネットを使って業者に連絡を取る方法があります。

直接店舗に持ち込む場合には、まず電話でアポイントメントを取り、約束した時間に訪ねて下さい。訪ねる際には、模造刀を専用ケースに入れて携帯します。売る目的であっても、むき出しの場合は銃砲刀剣類所持等取締法違反に問われかねません。

インターネットを使う場合は、「模造刀買取」を謳っている業者のホームページを探し、連絡を取りましょう。日本刀ブームも相まって、模造刀買取を行なっている業者は増加傾向にあります。実際の査定の前には、画像による査定が行なわれることがほとんどです。業者の指示に従い、スマホなどで製品の写真を撮って送信し、査定を待ちます。

模造刀の査定ポイント

模造刀査定の主なポイントは下記の通りです。

  1. 人の手が制作に携わっている

    素材の吟味から仕上げまで職人がかかわっている模造刀であるため、買取価格も高く設定されます。

  2. 有名な日本刀や歴史的人物の愛刀を再現している

    比較的需要が高い項目。

  3. ドラマや映画に合わせて制作された限定品

    希少価値の高さから査定価格も期待できます。

  4. 使われている素材の良し悪し

    素材自体に価値が生じているケースです。「真剣のに使用している鮫皮を柄に使用している」、「拵に金が施されている」などが相当。鮫皮とは、エイの皮のことを指します。

  5. 保存状態の良し悪し

    大切なのは、購入当時とさほど変わらない状態であること。保存状態が良ければ減額率は低くなる傾向にあります。

  6. 付属品の有無

    真剣の日本刀が、拵や鍔(つば)なども含めて評価されることと同様に、日本刀の再現物であるからこそ、付帯品の有無も査定のポイントとなるのです。

    模造刀の付属品(鍔、拵)

    模造刀の付属品(鍔、拵)

模造刀の買取相場

プラスチック製の模造刀は安価に購入できる上、刀身の耐久性も低いため、買取価格は安価になります。

例えばリサイクルショップに買取に出した場合、1,000円以下が相場です。鑑賞用の模造刀の場合、査定額の相場は2,000~3,000円前後。模擬刀(居合刀)では、多くの場合5,000~10,000円前後。高級模造刀の場合は、50,000円前後が目安です。

ただし、これらは刀身や拵に大きな問題がない場合に限ります。傷などがある場合は、査定額が低くなると考えて間違いありません。