渋沢栄一の基礎知識

青天を衝けのキャスト - 名古屋刀剣ワールド

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60作目となる2021年(令和3年)のNHK大河ドラマ「青天を衝け」。日本資本主義の父、実業界の父として知られ、長い間鎖国体制にあった日本を近代国家へと変革させた「渋沢栄一」の生涯を描いたドラマです。ここでは、青天を衝けに登場する主人公・渋沢栄一とその相棒「渋沢喜作」をはじめとする主要な登場人物と、それぞれのキャストを紹介します。

渋沢栄一(しぶさわえいいち)(篤太夫)/吉沢亮

渋沢栄一(篤太夫)/吉沢亮

渋沢栄一(篤太夫)/吉沢亮

大河ドラマ「青天を衝け」の主人公で、「日本資本主義の父」、「実業界の父」として知られる「渋沢栄一」(しぶさわえいいち)(渋沢篤太夫[しぶさわとくだゆう]とも)を演じるのは、平成生まれ初の大河ドラマ主演俳優となった「吉沢亮」さんです。

特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」で一躍脚光を浴び、映画「ママレードボーイ」や連続テレビ小説「なつぞら」など数多くの話題作に出演する吉沢亮さんは、イケメン俳優として幅広い世代の人々に人気を誇っています。

吉沢亮さんがこれまで演じてきた役は影やクセのある役が多かったようですが、渋沢栄一は人一倍おしゃべりで剛情な性格。吉沢亮さんは、感情を素直に表に現す役を演じるのは、はじめは難しかったと言います。

吉沢亮さん演じる渋沢栄一は、農家の長男として生まれましたが、従兄の「尾高惇忠」(おだかあつただ/じゅんちゅう)らの影響を受け、尊王攘夷運動に傾倒していきます。江戸に出て倒幕を試みますが計画は失敗し、「平岡円四郎」(ひらおかえんしろう)の口利きで「徳川慶喜」に仕官することになりました。

徳川慶喜の異母弟「徳川昭武」(とくがわあきたけ)のパリ万博視察に随行し、欧州を回った渋沢栄一は、帰国すると海外で学んだ経済構造や近代資本主義を活かし、日本初の銀行を設立。日本の経済構造を変革した渋沢栄一は、経済のみならず、外交や政治活動、会社、学校の設立など多くの事業に携わり、数多の功績を残しています。

吉沢亮さんは、渋沢栄一を演じるにあたり、「艱難辛苦が降りかかったとしても、渋沢栄一はちゃんと生き抜く人です。芯を持って生きていこうとする渋沢栄一の判断力や生命力を伝えていけたらいい。」と話しています。

渋沢喜作(しぶさわきさく)(成一郎)/高良健吾

渋沢喜作(成一郎)/高良健吾

渋沢喜作(成一郎)/高良健吾

渋沢栄一の2歳年上の従兄弟で、幼馴染の関係でもある「渋沢喜作」(しぶさわきさく:渋沢成一郎[しぶさわせいいちろう]とも)を演じるのは、2015年(平成27年)の大河ドラマ「花燃ゆ」で「高杉晋作」を演じた「高良健吾」さんです。

高良健吾さんは2005年(平成17年)に俳優デビューを果たし、2008年(平成20年)に出演した映画「蛇にピアス」では全身に刺青を刺し、顔に無数のピアスを付けた男を演じ一躍話題となりました。高良健吾さん演じる渋沢喜作は、青年期に従弟の渋沢栄一と攘夷活動を行い、クーデターを試みますが失敗。

渋沢栄一と共に徳川慶喜に仕官することとなります。幕末の動乱のなかで「彰義隊」(しょうぎたい)を結成し、渋沢栄一とは異なる道を歩むこととなりました。そのあとは彰義隊を離脱すると、新撰組副局長「土方歳三」と行動を共にし、函館で官軍と対立。

逮捕されることとなりますが、出所後に渋沢栄一の推薦で大蔵省に勤務します。大蔵省を退職後は商店を営んだり、財界活動を行ったりするなど、一度は異なる道を歩んだものの、渋沢栄一の生涯における相棒となりました。

渋沢喜作を演じた高良健吾さんは、「まだ何者でもなかった少年時代から国を憂うようになった青年時代、貫禄の出てきた幕臣時代と、それぞれの成長過程を意識して演じるようにしている」とコメントしています。

渋沢千代(しぶさわちよ)/橋本愛

渋沢千代/橋本愛

渋沢千代/橋本愛

渋沢栄一の妻「渋沢千代」(しぶさわちよ)を演じるのは、「橋本愛」さんです。

橋本愛さんは2018年(平成30年)の大河ドラマ「西郷どん」や2019年(平成31年/令和元年)の大河ドラマ「いだてん」にも出演した、デビュー10周年となる人気女優。

2013年(平成25年)連続テレビ小説「あまちゃん」で主人公の幼馴染役を演じて大ブレイクしました。渋沢栄一の妻となる渋沢千代は、渋沢栄一の師である尾高淳忠の妹で、渋沢栄一のひとつ下の従妹でもある人物です。渋沢千代、渋沢栄一、渋沢喜作の3人は幼馴染として育ち、18歳のときに渋沢栄一と結婚。

渋沢栄一が江戸で攘夷活動を行っていた際は地元で暮らしていましたが、夫が徳川慶喜に仕官することになったことで、武家の妻となった渋沢千代も江戸に出たとされています。渋沢千代は渋沢栄一との間に2男3女を儲け、内助の功を発揮し、渋沢家を守りました。

渋沢千代を演じる橋本愛さんは、夫の渋沢栄一について、インタビューで「周りの人の幸せを考えることのできる優しさや行動力、生命力にあふれている人物。快活で、一緒にいる人を笑顔にする渋沢栄一に渋沢千代は惹かれたのだと思います。」とコメントしています。

徳川慶喜(とくがわよしのぶ)/草なぎ剛

徳川慶喜/草なぎ剛

徳川慶喜/草なぎ剛

渋沢栄一の主君で、生涯に亘る信頼関係を築いた江戸幕府最後の将軍徳川慶喜を演じるのは「草なぎ剛」さんです。

草なぎ剛さんはアイドル歌手、俳優、司会者など幅広い分野で活動しており、人気アイドルグループ「SMAP」解散後はYouTubeなどでも活躍。

そんな草なぎ剛さんが大河ドラマに出演するのは、2004年(平成16年)の「新選組!」以降2度目となります。徳川慶喜は、「徳川御三家」のひとつ「水戸徳川家」の出身ですが、12代将軍「徳川家慶」(とくがわいえよし)にその才覚を買われ、将軍後継となるために「徳川御三卿」のひとつ一橋家へ養子入りします。

江戸幕府第15代将軍に就任すると、江戸幕府最後の将軍として、大政奉還と「江戸城」無血開城を実現させ、江戸の町の崩壊を防ぎました。幕府が終焉し、徳川慶喜が静岡で謹慎生活を送っていた際も渋沢栄一とは会見しており、生涯を通して信頼関係を結んでいます。

草なぎ剛さんは徳川慶喜を演じるにあたり、「徳川慶喜の葛藤が見え隠れするように、つかみどころのない印象を与えるような演技を心がけています。言葉ではこう言っていても、本心はどこにあるのか分からないような、徳川慶喜を演じられたら。」と語りました。

徳川昭武(とくがわあきたけ)(松平昭徳)/板垣李光人

徳川昭武(松平昭徳)/板垣李光人

徳川昭武(松平昭徳)/板垣李光人

徳川慶喜の異母弟・徳川昭武を演じるのは「板垣李光人」(いたがきりひと)さんです。

2015年(平成27年)の大河ドラマ花燃ゆで幼少期の「吉田松陰」(よしだしょういん)を演じた他、映画「約束のネバーランド」などの話題作に出演しています。

板垣李光人さん演じる徳川昭武は「プリンス・トクガワ」の名で知られる人物で、江戸幕府第15代将軍となった徳川慶喜の名代としてヨーロッパへ出向。随行した渋沢栄一と特別な絆を結んだ、若き才能ある人物です。

パリ滞在中に幕府の終焉を知ることとなり、帰国後は水戸藩10代藩主となりましたが、版籍奉還に伴い水戸藩知事となりました。

板垣李光人さんは演じた徳川昭武について「まだほんの13、14歳に見えないカリスマ性や品性を持った聡明な人物です。」と話しています。また、見どころについて「日本の歴史の先頭に立った場面でもあるナポレオン3世との謁見シーンが見どころです」と語りました。

西郷隆盛(さいごうたかもり)/博多華丸

西郷隆盛/博多華丸

西郷隆盛/博多華丸

維新の志士として名高い偉人「西郷隆盛」を演じるのは、人気お笑いタレントの「博多華丸」さんです。博多華丸さんはお笑い芸人ですが、近年では俳優としても活躍しており、青天を衝けの他にも、2016年(平成28年)の大河ドラマ「真田丸」などに出演。

出身地が福岡で博多弁話者であることから、同じ九州地方出身である西郷隆盛のクセのある薩摩弁を流暢に扱いこなしています。西郷隆盛は薩長同盟を結び、維新の志士として倒幕に多大な活躍をした人物です。

渋沢栄一との関係は詳細にされていませんが、2人は大坂にあった薩摩藩士「折田要蔵」(おりたようぞう)の塾で出会ったとされています。明治政府樹立の立役者となりますが、「征韓論」(せいかんろん:朝鮮へ侵略し開国を促そうという主張)を巡って明治政府と決裂。薩摩へ帰国し私学校を設立しましたが、不平士族に擁立され「西南戦争」に参加。敗北し自決しました。

博多華丸さんは西郷隆盛を演じるにあたり、「同じ九州人として大変名誉なこと。恐れ多い大役ですが、敬天愛人[けいてんあいじん:西郷隆盛の座右の銘]の額を飾っていた天国のばあちゃんに喜んでもらえるように頑張ります。」と意気込みを語っています。